生前整理で、事前に誰が相続人になるのか知りたい

ご依頼詳細

生涯独身女性(70代後半)の方(以下Aさんという)が、税理士事務所からの紹介により、
弊社へご来所いただきました。
『自分がもし今亡くなったら、誰が相続人になりますか?』
『可能なら、近所に住んでいる妹や甥姪に確実に遺産を渡したい』
とのご相談でした。

相続人についてのヒヤリングをさせていただき、実際に戸籍を収集させていただいて、推定相続人を確定。
兄弟姉妹は9名。その3分の2は既に他界していることが戸籍から判明しました。
推定相続人は、甥姪を含めると10名以上となりました。

兄弟姉妹については、連絡先を把握していましたが、甥姪の中には連絡先がサッパリ分からない
相続人が数名いることが分かりました。
「連絡先が分からないような甥姪に自分の資産を分配したくはない」、
「近所で普段から付き合いのある妹や甥(全部で3名)には、今後の自分自身の面倒を見てもらうことになるので、
自分が万が一他界した時には、全ての財産を渡したい」
そんなAさんからの想いを実現するために、弊社は以下のようなご提案をさせていただきました。

解決方法

①事前に6名に現金を贈与
②近所に住んでいる妹と甥姪(3名)に現金を含む金融資産と不動産を相続や遺贈によって承継できるように、
公正証書遺言を作成して、6名に相続又は遺贈させる。

無事、大きなトラブルもなくAさんの想いを実現する生前贈与ができました。

解決にあたってのポイント

今回は、生前整理での事前対策が大きく功を奏した事例になります。
ご存命のうちにご相談者様から理想の相続をお聞きできたことで、納得のいく相続を実現させていただきました。